大事な試合の前、緊張で体が固まって、思うように力が出せなかった——そんな経験はありませんか?僕も仕事でもスポーツでも、何度もありました。でも今は、勝負どころでもほとんど緊張しなくなった。それは緊張が消えたんじゃなくて、自分なりに心の持ち方を変えたからです。その方法を全部お話しします。

この動画のポイント

  • 緊張の原因は、意識が「外」(人の目・評価)に向いていること
  • 脳は否定形を処理できない——「ミスしたくない」と思うほどミスする
  • 過去も未来も手放し、今この瞬間の目の前のプレーだけに集中する
  • 緊張は「戦う準備ができている証拠」。味方につければ最高のパフォーマンスになる

なぜ緊張するのか——意識が「外」に向いている

緊張の原因を、僕なりに3つに整理しました。実力以上の力を見せようとするとき、失敗を恐れるとき、安心できない環境にいるとき。どれも共通しているのは、意識が自分の外に向いていること。人の目を気にしたり、周りからどう思われるかを考えたときに、緊張してしまうんです。

だからまず、ありのままの自分でいい。背伸びした姿を見せようとすると、かえって空回りする。これは僕の経験から、はっきり言えることです。

脳は否定形を処理できない

「白くまについて考えないでください」と言われると、逆に白くまが頭に浮かぶ。これは脳が否定形をうまく処理できないからです。同じで、「ミスしたくない」と思うほど、脳は“ミス”という単語に反応して失敗が増える。

だから僕は、勝負どころであればあるほど『やってやろう』『俺ならできる』『この状況、面白いな』とポジティブな言葉で頭をいっぱいにします。あえて口に出して脳に刻む。スポーツに100%はない。でも、ちょっとでも成功確率を上げられるなら、その方がいいですよね。

「ミスしたくない」と思うほど、脳はミスに反応する。だから勝負どころこそ『やってやろう』で頭を満たす。

今ここに集中する

過去はもう終わった話。さっき失敗したのはどうしようもない。未来もまだ来ていない。「狙われたらどうしよう」はコントロールできない。大切なのは、今この瞬間、目の前のプレーをどうするかだけ。コントロールできないことは諦めて、できることに集中する。

そしてもう一つが、心理的安全性。チームメイトに『失敗しても大丈夫、最後に勝てばいい』『次取ればOK』と声をかける。人の失敗を責めない。自分自身が、周りが安心できる存在になる。安心できるチームでこそ、人は力を発揮できます。

できるのは目の前の1点だけ。次のプレーをどうするか——それだけを考えれば、雑念は消えて結果がついてくる。

緊張は「戦う準備ができている証拠」

最後に伝えたいのは、緊張は悪いものじゃないということ。人間に緊張という機能が備わっているのは、大昔に猛獣に襲われたとき、心拍数を上げて戦うか逃げるかの本気の勝負をするためでした。

つまり緊張は、体が本気で勝負する準備をしている証拠。そう正しく理解できれば、緊張を味方につけて、最高のパフォーマンスを出せる。緊張すら楽しんで、勝負どころで自分の力を出し切れるようになります。

— HIROYAより —

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。この記事が、あなたのバレーボールがもっと楽しくなるきっかけになれたら嬉しいです。一緒に上手くなっていきましょう!