最近、強い選手ってなんだろうと、よく考えるんです。たどり着いたのは——うまいだけの選手は、そこそこできるし一見うまいから一目置かれるけれど、トップまで勝ち続けることはないな、ということ。うまさに加えて、相手の熱量や気合、速さ・高さ・パワーを兼ね備えている選手が、本当に強い。この気づきを、僕の言葉で整理してみます。
この記事のポイント
- 強さは『技術×身体能力×精神力×戦術×再現性』の掛け算
- どれか1つの突出ではなく、総合力が高い選手がトップで勝ち続ける
- うまさだけで身体・精神・努力を軽視する選手は、レベルが上がると押し切られる
- 駆け引きや相手の裏をかくことは『小賢しい』のではなく、立派な戦術
うまいだけでは、レベルが上がると勝てない
うまい選手って、地域レベルでは勝てるんです。技術や駆け引きに優れていて、一見すると『この人うまいな』と一目置かれる。でも、レベルが上がっていくと、だんだん勝てなくなる場面が出てくる。
なぜかというと、相手の高さに押し切られたり、パワーに対応できなかったり、長い大会で集中力が続かなかったり、プレッシャーのかかる場面で力を出せなかったり——うまさだけでは、こういう壁を越えられないんです。スポーツである以上、速さ・高さ・パワー・気合といったものが、うまさと兼ね備わっていないと勝ち続けられない。これが最近の僕の実感です。
うまいだけで、身体能力や精神力、勝負への執着を軽視する選手は、地域レベルでは勝てても、トップで勝ち続けるのは難しい。
強さは「掛け算」——総合力で決まる
じゃあ気合や熱量だけあればトップに行けるかというと、それも違う。どれだけ熱量が高くても、技術が未熟だったり、戦術理解が浅かったり、判断が悪かったりすると、やっぱり限界がある。
結局、強さって『技術 × 身体能力 × 精神力 × 戦術 × 再現性』の掛け算だと思うんです。足し算じゃなくて掛け算。どれか1つがゼロに近いと、全体が大きく下がってしまう。トップ選手ほど、どれか1つが突出しているんじゃなくて、全部を高いレベルで兼ね備えている。総合力が高いんです。
強さは足し算ではなく掛け算。技術・身体能力・精神力・戦術・再現性——どれか1つだけ突出していてもトップには届かない。
駆け引きは「小賢しい」のではなく、立派な戦術
ここで1つ、自分の中で整理しておきたいことがあります。僕は『うまいだけで小賢しくしている選手』という言い方をしてしまったけれど、試合で駆け引きをしたり、相手の裏をかいたりすること自体は、小賢しいんじゃなくて立派な戦術なんですよね。
むしろトップ選手ほど、身体能力だけに頼らず、相手をよく観察して、考えて、賢くプレーしている。だからより正確に言うなら——『技術や駆け引きだけに頼って、身体・精神・努力を軽視する選手は、トップで勝ち続けるのが難しい』ということ。駆け引き“も”身体能力“も”努力“も”、全部を高いレベルで持っている選手が、本当に強いんです。


