前回のブロックに捕まらないスパイクの後編です。上をつく技を覚えると、相手のブロックは上に出して、レシーバーは後ろに下がる。そうなった時、僕がどう点を取っているか——フェイント・プッシュで面白いように点が取れるコツを、全部お話しします。

この動画のポイント

  • フェイント・プッシュは早いタイミングで(上がり際で)触る
  • ブロックは見ず、女子(レシーバー)の位置だけを見て決める
  • 女子が後ろなら早くフェイント、前に詰めてたら後ろにプッシュ
  • 向いている方と違う方に落とす。スパイク・中打ち・上つき・フェイント・プッシュの5種類で迷わせる

フェイントは早いタイミングで

フェイントで決まるタイミングは、普通の人が打つフリでフェイントするより、もう1個早い。飛んだらパッと、上がり際で触る感じです。理由は、ブロックも『飛ぶぞ』となった瞬間にフェイントされていて、レシーバーも『取ろうか』と1歩寄る時にはもう遅い——ボールが落ちているからです。

遅くなればなるほど、ブロックがそこからもう1回触ったり、女子が間に合ったりする。フェイントは、できる限り早い方が決まります。

上がり際で触るような早いフェイントが決まる。ブロックが飛ぶ瞬間にフェイント、レシーバーが寄る前にもう落ちている——それが決まる秘訣です。

ブロックでなく、女子の位置を見る

フェイント・プッシュはブロックの上を通すので、基本的にブロックは見ません。対レシーバーになります。ストレート側にしようと思ったらストレートの女子が前か後ろか、クロス側ならクロスの女子を見る。女子は2人とも見られないので、片方だけ見て決めます。

女子が後ろにいるなら早くフェイント、前に詰めているならブロックの上から後ろにプッシュ。意外と女子は前に突っ込んでレシーブする癖があるので、後ろのボールは取りにくい。だから選択ミスでも、プッシュは決まってくれることが多いんです。

向いている方と違う方に落とす

プッシュもフェイントも、向いている方に素直に落としては決まりません。クロスを見せてストレート、ストレートと見せてクロス側に落とす。クロス側が前でストレート側が真ん中寄りのパターンなら、ストレート側の裏にフェイントがめちゃくちゃ決まる。クロスが後ろでストレートが前なら、コートの真ん中に落とすと『どっちが取る?』となって落ちます。

決めるパターンは、スパイク強打・上の月(つき)・中打ち・フェイント・プッシュの5種類。多くの人はスパイクとフェイントの2種類だけになりがちですが、5種類を混ぜて、さらにいろんな方向を向くだけでバリエーションが激増します。技術というより、頭の中にどれだけ選択肢を持っているか。それが決定率アップに繋がります。

フェイント・プッシュは難しい技ではありません。どれだけ頭の中に選択肢(手札)を持っているか。それだけで攻撃の決定率は大きく上がります。

— HIROYAより —

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。この記事が、あなたのバレーボールがもっと楽しくなるきっかけになれたら嬉しいです。一緒に上手くなっていきましょう!