決勝戦(mmb vs ととまる)で、僕が試合中に何を考えていたのか、リアルな思考を解説します。相手の体の向きで強打か弱かを見極めるブロック、勝負どころの1点をエースとして取り切ること、そして最後は見せていない技で決める——その裏側を全部お見せします。

この動画のポイント

  • 相手の体がネットに正面なら正面方向が強打、クロス方向は弱
  • 強打は早期が確実に押さえ、弱を僕が広めに守る連携
  • 13対11の1点を取り切り、相手に流れを渡さないのがエースの役割
  • 最後の1点は、ずっと見せていない技(中に落とす)で決める

体の向きで、強打か弱かを見極める

ブロックで大事にしているのは、相手の助走と体の向き。体がネットに正面を向いていれば、正面方向(ストレート)は強打が打てる。逆にクロス方向は体が開いてしまうので弱しかない。だから早期が正面の強打を確実に押さえ、僕がクロスの弱を広めに守る。この連携が理想です。

相手のトスが流れた時も、スパイカーの体の向きが変わるので、早期がジャンプの軸をずらして体の正面で止める。レシーブの女子も、強打のワンタッチ系とフェイント系を守れる位置に入る。やっていることが正しければ、たまたまアウトになっても、それが勝ち続けるために一番大切なことです。

相手の体がネットに正面なら正面方向は強打、クロス方向は弱。体の向きを見れば、どこを止めるべきかが分かります。

勝負どころの1点を、取り切る

13対11、あと2点で勝ち。ここで1点取られると12点目を取られて流れが相手に行く。だから相手に『行ける』と思わせず『やばい』と思わせる——ここはエースの僕の仕事の見せ場でした。セッターにトスが入った瞬間、もうストレート強打と決めて助走に入る。

相手は確実に僕のクロスを警戒している。ストレート強打の手札はまだ見せていない。だから左肩の前でボールを待って、アンテナすれすれからまっすぐストレートへ。抜けたらストレート、ブロックが出てもストレート側から打っているからブロックアウト狙い——どうなっても決まる2択で打ちました。

あそこで1点でも追いつかれたら流れが相手に行く。それでも取り切って流れを渡さないのが、エースである僕の大切な役割です。

最後は、見せていない技で決める

最後の1点も、打つ段階でもう何を打つか決めています。考えていたのは、あと1つ見せていない技——ネット際の2人の中。2人の体が開いているので、確実に真ん中を抜ける。相手は『最後は上から強打だろう』と上を警戒している。

だから僕は目線をあえて上に向けて、上に相手の注意を向ける。そして高くジャンプして高い位置で捉え、上を向いた状態で下の真ん中に落とす。相手が予測していない、別の手札のカードを切って決めました。最後まで見せていない技を残しておくことが、勝負を決めるんです。

行き当たりばったりじゃなく、まだ見せていない手札と相手の傾向を見た上で、一番確率の高いコースを選択して打っています。

— HIROYAより —

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。この記事が、あなたのバレーボールがもっと楽しくなるきっかけになれたら嬉しいです。一緒に上手くなっていきましょう!