先週の練習で、一番できなかったプレーを正直に告白します。ブロックです。自己採点は30点。何がひどかったかというと、技術でも高さでもなく「駆け引きがなかった」こと。ブロックの形はしているけど、ブロックはしていない——そんな状態でした。でも、だからこそ大きな学びがあったんです。今日はその話をさせてください。

この動画のポイント

  • モーションに対してブロックすると、上のレベルでは逆を打たれる
  • 右50%・左50%の中途半端なブロックは、結局どこも止められない
  • 外してもいいから100%で賭ける——5回外しても1回当たれば流れが変わる
  • 手の間を開けず、両手で100%狙いに行くことが大切

「形だけのブロック」になっていないか

僕のブロックの何がダメだったか。相手の打ってくるモーションに対して、そのままブロックを出してしまっていたんです。

これはある程度のレベルまでは通用します。でも上のレベルになると、相手はモーションと逆のスパイクを打ってくる。動きに合わせてブロックしたら、逆をやられて点を取られる。これがソフトバレーの鉄板パターンなんです。

大事なのは、相手の「モーション」ではなく、相手の「切ってくるカード」に対してブロックすること。相手の心理に対して、相手の傾向に対して、こちらもカードを切る。それをしていなかった僕のブロックは、形はしているけど、何も止めていなかったんです。

50%×2は、0%と同じ

この前の僕は「右側も50%止めたい、左側も50%止めたい」というブロックになっていました。その結果どうなったか。隙間をやられ、手の間をやられ、結局どこも止められませんでした。

しかも相手からすれば、僕のブロックの出し方は読まれている。「あいつはこう出してくるから、違うところを打てば決まる」と理解されている。僕は駆け引きをしていないから、終始ブロックできない状態でした。

だから大事なのは、予測を外してもいいから「こっちだ!」と100%で賭けて飛び続けること。そうすれば当たる時もあれば外れる時もある。でも、1回も当たらないよりも、5回外して1回でも当てたほうが、相手には「うわ、止められる」という心理が生まれる。流れが変わるんです。

ブロックで1本引っかけられたら、あとはこちらの決定率が上回れば勝てるだけの話。50対50の中途半端よりも、100%全賭けのブロックが、高いレベルの相手にこそ必要になる。

再現性のある勝ち方を目指す

もうひとつ大事なのは、手の間を開けないこと。中途半端に70:30くらいで行っても、結局止めきれず手の間をやられる。それなら両手で100%、間を抜かさずにブロックできるかが勝負です。本当に上手い人は、手を広げずに100%で賭けに行けるんです。

そして案外、100%で賭けて相手のデータをきちんと読んでいれば、駆け引きを間違えることは少ない。外れた時も「選択は合っていたのか、動かし方が違ったのか」と振り返ることができる。

たまたま出して、たまたま当たったブロックには再現性がありません。僕が目指しているのは「勝ち続ける選手」です。1回だけの優勝や、流れでたまたま勝てた試合は、僕の目指している場所とは違う。相手の傾向を読んで100%で賭ける——それが何回でも再現できることが大切なんだと思います。

1日1個ずつ、課題をクリアしていく

全部いっぺんにできたら早いんでしょうけど、人間は1個ずつしかやっていけない。それは今までの僕の経験上、はっきりしています。「全部頑張る」は結局「全部できない」になるんです。

でも1歩ずつでも成長できたら、継続すれば、いつかは上にたどり着ける。だから今日の練習は、ブロックだけに課題を絞ります。外してもいいから、100%で何かを止めに行く。相手の切ってくるカードに対して、僕もカードを切る。それを頑張ってきます。

— HIROYAより —

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。この記事が、あなたのバレーボールがもっと楽しくなるきっかけになれたら嬉しいです。一緒に上手くなっていきましょう!