高く跳びたい、強く打ちたい——スパイカーなら誰もが思うことですよね。でも「もっと力を入れよう」と頑張るほど、逆に跳べなくなったり、打球が遅くなったりした経験はないでしょうか。この動画でぼくが伝えたいのは、その逆説です。スパイクのカギは「脱力」にある、ということ。
この動画のポイント
- 筋肉にはアクセル筋とブレーキ筋があり、両方に力が入ると動きが遅くなる
- 力を入れていいのはたった2点——跳ぶ瞬間の腕振り上げと、ボールを触る瞬間だけ
- それ以外はすべて脱力——手首はブラブラ、体はリラックスした状態を保つ
- この感覚を高校時代に習得してからジャンプが約5cm上がりスパイクも強くなった
アクセル筋とブレーキ筋の仕組み
人間の筋肉には「動かす筋肉(アクセル筋)」と「止める筋肉(ブレーキ筋)」があります。腕を上げようとするとき、アクセル筋が縮んで腕を引き上げ、同時にブレーキ筋が弛緩することで素早く動けます。
ところが、力んでいるとアクセル筋もブレーキ筋も同時に緊張してしまいます。これは車でいえばアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態。スピードが出ない上に消耗する、最悪のパターンです。
「強く打とう」「高く跳ぼう」と力めば力むほど、この状態になりやすい。だから脱力が必要なんです。
力を入れていいのはたった2点だけ
では、いつ力を入れるのか。ぼくが意識しているのはたった2つのタイミングです。
①踏み切りの瞬間に腕を振り上げるとき——ここで全力で腕を引き上げることで体を上に押し上げる力が生まれます。
②ボールに触れる瞬間——インパクトの瞬間だけ手首と指先に力を入れる。それ以外は完全に脱力。
手首は接触前まで下や横を向いてブラブラした状態が理想です。力んで固めてしまうとスピードが出ません。高校時代にコーチからこの感覚を教えてもらって以来、ジャンプが約5cm上がり、スパイクのキレも別物になりました。
「強く打つコツは、打つ前まで完全に力を抜いておくこと。脱力できていれば、触れる瞬間にだけ力を入れるだけでボールが弾き出されます。」
まとめ
スパイクを強くしたい・高く跳びたいなら、まず「脱力」の感覚を身につけましょう。力を入れるのは踏み切りの腕振り上げとインパクトの瞬間の2点だけ。それ以外は体をリラックスさせておくことで、速い動きが生まれます。最初は違和感があるかもしれませんが、練習で少しずつ感覚を掴んでいきましょう。一緒に上手くなっていきましょう!


